借金の任意整理について

任意整理とは、債権者である会社と話し合い

・今後生じる利息のカット

・分割払い回数の設定

 

・借金の減額　　等を交渉して今後の返済を決定することです。

・相談：まずは、債務総額や債権者毎の借金額等を明らかにして相談することから始まります。

・受任通知：任意整理の依頼を受けると、受任通知を債権者に送付します。　

　受任通知を債権者に送付すると、本人に督促の電話や自宅訪問・文書を送ることができなくなります。つまり、督促が止まります。

・債権調査：同時に取引履歴を債権者から送付してもらって、利息制限法を超過している可能性がある場合、引き直し計算を行います。

・将来利息カットでの分割払いをする和解交渉を行います。

・返済開始：和解契約のとおりに返済を開始します。依頼者の方に弁済計画表・和解書をお渡しして説明します。

認定司法書士が代理人となって債権者と交渉します。

 

（遅延損害金を含まず、残元金で１社１４０万円以下が交渉範囲）

１．債務整理（任意整理）の条件

２．債務整理（任意整理）のメリットとデメリット

３．任意整理の費用

✅代理人として和解交渉し、継続しますのでご家族にわかることがありません。面談後の必要書類送付などは、直接・局留め・個人名送付等で対応いたします。

✅相手方債権者・案件の内容や支出入の見込みによって、受理できない場合もあります。

✅負債総額・収入状況から検討して、任意整理ではなく、裁判所手続（自己破産・個人再生）が必要と認められる場合には、その旨説明します。

 

《和解契約実績のある会社》

 

アコム・アビリオ債権回収・日本債権回収・アイフル・ＮＴＴドコモ楽天カード株式会社etc

❶基本的に分割払いで３６回から４８回以内で返済できる余裕がある場合に限ります。

 

❷収入・支出状況　等を詳しくお聞きしたうえで、返済可能と判断した場合に債権者と交渉します。

無理な条件で返済計画を立て、和解契約をしても破綻して返済できなくなれば、それまでの支払い分が無駄になってしまうからです。

※急な出費等にも対応できる余裕のある返済計画が必要です。

 

❸～❻は、時効援用代理で成功しなかった方の任意整理での条件です。

❸債権者によっては、一括返済しか受け付けない、あるいは将来利息まで付加しないと分割払いにも応じない債権者もあります。

 

❹遅延損害金のカットはある程度、応じてもらえる債権者もありますが、一切応じず、残元金・遅延損害金全部の返済請求が会社の方針（例　ＮＴＴドコモ　ただし、分割払いには応じる）という会社もあります。

❺依頼される方の多くは遅延損害金をカットしてくれれば、残元金は払えると言う方がありますが、遅延損害金の完全免除は困難です。

 

❻分割払いの交渉の際、頭金（一時金）をどの程度準備できるか、聞かれることが多いです。

最初に支払う一時金が多い程、和解交渉は有利な条件で契約締結となる傾向にあります。一時金がない分割払い和解の場合、総額からの遅延損害金減額は困難となることが多くなります。

 

任意整理・時効援用の不成功共通

❼債権者との交渉時には、家族構成・収入状況・勤務先・支出の内訳・携帯番号等の個人情報を開示せざるを得ない場合があります。

 

 

❽代理人となって和解契約するので、和解時の情報（携帯番号・メールアドレス等）に変更が生じた場合、速やかにご連絡いただくことが必要です。

任意整理のメリット

○毎月の返済額が減る

和解交渉により、分割払い契約が成立すれば、将来支払う利息をカットできるので、支払い分がそっくり、元金返済に回ります。完済の見込みがたちます。

 

○手続きが簡単で、家族にも内緒にできる

裁判所を通さない債務整理手続きなので、煩雑な書類収集や書面記載、家族への協力依頼がなく、済みます。

 

○任意整理する相手を選ぶことができる

任意整理する債権者を選ぶことができるので、保証人に迷惑をかけたくない場合や自動車ローンは払い続けたい場合に債権者を外すことができます。

ただし、除外した債権者への負債が多額である場合などは、返済に困窮し、破綻する場合もありますので、慎重な検討が必要です。

 

　任意整理のデメリット

×　信用情報機関に延滞情報が載る

ブラックリストというリストは存在しませんが、債務整理すると、一定期間ローン・クレジットを使うことができなくなります。

くわしくは　債務整理と信用情報　をご覧下さい。

 

×　減額額は多くない

　　地方裁判所手続きである「自己破産」「個人再生」と比較すると現在の債務を大きく減らすことはできないと言えます。

×　任意整理に応じない債権者もある

　将来利息を付けないと任意整理に応じない。あるいは少ない分割払いの回数でしか交渉できない。まったく任意整理に応じないという債権者もあります。

 

 

✅当事務所では「時効援用代理」の依頼をされた方について、知らないうちに裁判をされていた等、時効の援用が失敗だった場合には希望により無料で任意整理を行っております。

 

✓一部債権者を除き、将来利息・損害金をカットしての分割払いには応じてもらえます。

✔今まで損害金が加算されてきて、放置すればこれから先も損害金が膨らむ方も和解時の和解金総額で固定され、毎月分割払いされれば、支払い分だけ、確実に和解金総額から減っていくことになります。

 

⦿ただし、和解契約では2回以上延滞すると、和解は無効になるとの懈怠約款があることが普通です。

突然、債権者から和解した方について「未入金です」との連絡があったり、何度も債権者からの連絡が続く、今後の収入見込み状況が返済不能になった場合などは代理人を辞任しかありません。

 

 

いずれにしても、分割和解の交渉前に十分に協議し、返済計画を立てる必要があります。

❶時効援用代理を依頼されていた方　無料

❷新たに任意整理をする方　１社　３万円（税込み）

 

分割払いは、１社の場合２回払い、数社の場合、ご事情により対応いたします。

着手金　１万５０００円が必要です（任意整理費用に充当します）。

 

１社のみの場合：３万円（着手金１万５千円、報酬１万５千円）

２社の場合：合計６万

着手金１万５千円、１社目充当残額１万５千円、２社目３万円